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前川光平 写真展
家はガムテープで直せる。
2025.06.18 wed. - 06.22 sun.
12:00-19:00
最終日は18時まで
日常に潜む、見過ごされがちな創意と違和感――
『家はガムテープで直せる。』は、
写真家・前川光平が、ピザ屋の配達中に出会ったモノを記録した作品です。
彼が目にしたのは、ガムテープでぐるぐる巻きにされた家、コーラの空き缶が咲く木、ジーンズを履いた植木鉢。どれも奇妙で、どこかユーモラスなオブジェたちです。それらは、整然とした街の裏側にある、個人的でささやかな「記念碑」とも言えるでしょう。
もちろん、これらは一般的な「美しさ」とは程遠く、家の隣にあれば戸惑うかもしれません。それでも、用途や常識に縛られない表現の自由さには、不思議な魅力があります。
本展は、そうしたモノを通して、私たちの日常の見方に対する無意識の前提を問い直す機会となるでしょう。
前川光平プロフィール
1993年東京都生まれ。写真家。日本大学芸術学部写真学科を中退
これまでに金村修、海原力、マグナム・フォト(ラファル・ミラフ&アニア・ナレツカ=ミラフ)のWSに参加。
ピザ配達の仕事中に見つけた奇妙な建築物を記録した写真シリーズ『Yard』が、「ヤング・ポートフォリオ2020」に初入選し、その後3年連続で選出。同作より26点が清里フォトアートミュージアムに収蔵されている。2023年にはPITCH GRANT(日本)のファイナリストに、2025年にはMAST(イタリア)にノミネート。同年、イギリスの写真雑誌「Ones to Watch 2025」(British Journal of Photography発行)にて、世界の注目すべき若手写真家15名のひとりとして紹介される。
主な個展に『隣の芝は青い』(2021年/Alt_Medium)、『Carved Land』(2023年/IG Photo Gallery)、『家はガムテープで直せる』(2024年/LIBRIS KOBAKO)がある。主なインタビュー掲載は「Roadsiders’ weekly」(2021年/ 2022年)。
Instagram
https://www.instagram.com/kohei_maekawa_1411/
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