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“ハコ物館”作家・コケ丸の
ブツカン
極私的梅毒展➓
(キョクシテキ バイドクテン)
[Graphic BOX]
ふたりのドキュメンタリーを箱につめて
“The reality of syphilis that I experienced” Exhibition
2025.9.3 wed - 9.14 sun.
12:00 - 19:00/日曜18時まで/月・火休み

東京と大阪の
ふたりの親友が梅毒になり、
僕が知った梅毒のこと。
梅毒になったゲイの親友ふたり。
彼らの体験の記録からはじまった
2022年の年明け、時期を同じくして僕の東京の親友と大阪の親友が梅毒になりました。実際には、それが梅毒だとすぐには分からず、正確に言うなら「なっていった」という感じでしょうか。流行っているとは知っていましたが、それまでは全く身近ではなかった梅毒のリアル。
当時、彼らから実際に聞いたことや調べたことを7枚のグラフィックに整理し、どこに出すでもなく“極私的な体験”として記録していました。これらを箱に詰め直し、2023年2月17日から3月5日まで、コミュニティセンターakta(新宿二丁目)にて「VOL.1」の展示を行いました。その時の来場者からの疑問や、性感染症に詳しい専門家の方々からのアドバイスを加え、バージョンアップしたのが本展です。

言いたくても言えないコトって、
性感染症に限らず誰にだって
大っぴらには語りづらいSEXや性感染症の特殊性や、セクシュアリティのこと……。箱を使った表現でそれらを語ろうとする僕と、彼らふたりとその周囲の人たちのドキュメンタリーです。
「検査に行こう!」はもちろん大切なメッセージですし、予防法がない以上、検査するしかありません。ただ、「極私的梅毒展」の制作を通して彼らと僕が得たものは、ちょっと違うところにありました。




