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1F 路地裏ユーティリティー

ハコ物館”作家・コケ丸の
  極私的梅毒展[Graphic BOX

ブツカン

(キョクシテキ バイドクテン)
ふたりのドキュメンタリーを箱につめて
“The reality of syphilis that I experienced” Exhibition

2023.5.3 wed - 5.20 sat.

12:00 - 19:00/日曜18時まで/月・火休み

Space Utility TOKYO内
路地裏ユーティリティーにて
企画棚20マスを使った初の展示企画。
話題にしにくい性感染症の話。
この機会に気軽なキモチで向き合ってみませんか?

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東京と大阪の
ふたりの親友が梅毒になり、
僕が知った梅毒のこと。

梅毒になったゲイの親友ふたり。
彼らの体験の記録からはじまった

2022年の年明け、時期を同じくして僕の東京の親友と大阪の親友が梅毒になりました。実際には、それが梅毒だとすぐには分からず、正確に言うなら「なっていった」という感じでしょうか。流行っているとは知っていましたが、それまでは全く身近ではなかった梅毒のリアル。
当時、彼らから実際に聞いたことや調べたことを7枚のグラフィックに整理し、どこに出すでもなく“極私的な体験”として記録していました。これらを箱に詰め直し、2023年2月17日から3月5日まで、コミュニティセンターakta(新宿二丁目)にて「VOL.1」の展示を行いました。その時の来場者からの疑問や、性感染症に詳しい専門家の方々からのアドバイスを加え、バージョンアップしたのが本展です。

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言いたくても言えないコトって、
性感染症に限らず誰にだって

大っぴらには語りづらいSEXや性感染症の特殊性や、セクシュアリティのこと……。箱を使った表現でそれらを語ろうとする僕と、彼らふたりとその周囲の人たちのドキュメンタリーです。
「検査に行こう!」はもちろん大切なメッセージですし、予防法がない以上、検査するしかありません。ただ、「極私的梅毒展」の制作を通して彼らと僕が得たものは、ちょっと違うところにありました。

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DATA

過去最多1.3万人の梅毒感染者数を記録。
特に“異性間”で急増中

2022年の感染者数は12,964人(速報値)で前年度の1.6倍に急増。男性では20代以上で幅広く感染者が報告されているのに対し、女性では20代が突出して多い。国内のみならず、世界的にも流行している。

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Contents

知る楽しさをもっと!
梅毒がどういう病気か歴史的な背景を含めて楽しくわかります。
そして、例えば「患者力」。
梅毒に限らず、病気との付き合い方って人それぞれだ。

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ハコ物館作家のコケ丸さんが
梅毒について調べたこと、知ったこと、
感じたことなどを、わかりやすく楽しく、10個の箱に詰めて展示公開いたします。

01:どこで、なぜ、誰から感染した?
02:気づくキッカケになった症状は?
03:そもそも梅毒ってなんだ!?
3.5:検査ってどうすれば?(追加予定)
04:おもな症状はコレ!
05:患者力ってなんだ!?
06:治療ってどんなだった?
07:そもそもコイツはどこから来たのか?
and 秘密の“のぞき箱”

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例えば、こんな感じ。

05:患者力ってなんだ!?

親友ふたりからリアルタイムに話を聞いていました。ひとりは2週間の入院、もうひとりはちょうど日本で解禁になったペニシリンの筋肉注射を1本打つ治療となりました。鍵になりそうな5つの力を患者力としてまとめた箱です。

ハコ以外のPoint 1

性感染症に詳しいプロからのアドバイスも

VOL.1では性感染症に詳しい関係者にも多数ご来場頂きました。情報を補完してもらったり、来場者の疑問に回答してもらったり。それらをカードにして壁面に追加していきました。

ハコ以外のPoint 2

1年経ってふりかえる「赤裸々シート」を配布します

本展の登場人物ふたりとそのパートナーの3人に、あらためて話を聞きました。当時は聞いていなかった話も出てきました。「言いたくなかった、言いにくかったこと」。性感染症ならではの特殊性が、このシートからも見えてきた気がしました。

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ハコ物館作家 コケ丸

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ハコとコケと昭和のサウナが好きなエディトリアルデザイナー、ハコ物館(ハコブツカン)の館長。ハコ物館とは、コケはもちろん、海や野山で拾ったゴミや日常の何気ない発見を、小さな箱に収蔵してタカラモノに変える遊び。これらを未来の少年にー。コケのZINE「おいしいコケロニー」なども販売中(SUTのオンラインショップにて)。

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[ハコ物館]展 今秋開催!
2023.09.27 wed. - 10.01 sun.
SUT GALLERY にて

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